電験三種合格体験記と独学での勉強方法と使用した参考書等(第三種電気主任技術者試験)

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電気noobのスペック

人それぞれ経歴や経験が違うので電験を合格する為にもある程度の勉強時間や勉強方法の目安は必要。

電気noobは2018年度の電験三種に合格したが、参考になればとスペックから記載していきます。

①合格年度の年齢が30歳前後

②工業高校電気系卒業(高卒)

ちなみに高校時代、二種電工すら取得せず(実技をばっくれた)国家資格保持0の偉業を成し遂げました。本当にありがとうございました。

だけどそのあと数年後に一応一種電工は合格してます。

③高校卒業後経験として、弱電系数年・強電系(電気設備メンテ)数年・強電系(発電所関係)数年と合計約10年経験している。

④独身の為勉強に充てる時間は自由。ただしたまに残業がある。

⑤転職回数は多いものの運がよいのか年収レンジでは上昇傾向。特に贅沢もしていないのでお金の面では困らず。

⑥勉強嫌い。効率良く資格を取りたい派。暗記力は普通。答えの導き方を覚えるようにしている。満点を取る努力はしない性格。

ちなみに合格したH30年は、理論60点・機械75点・電力60点(ケアレス-10点有り)

関連性のあるエネルギー管理士(電気)は、60~80点を取って合格してます。

(さすがにギリギリすぎると思いますが)

時間が有効に取れれば100点を目指すことが一番良いとは思いますけどね…

使用した参考書

正直、参考書を一通り購入したが、ほぼほぼ読んでいないです。

過去問一択。

参考書を勉強してから過去問という流れが一般的だが、はっきりいって電験の問題には参考書にも載っていないような問題は多々出題されるし、単に数字を変えただけの問題は基本出題されにくい。

参考書だとどうしても覚えるだけになってしまい、問題を解く力が備わらない。

なので過去問を何周をしていくのがおすすめ。過去問の解説で分からない問題(大半がそう)が出てきたら参考書やネットで調べて覚えていくのが吉。

(合格後にこの本の存在を知りました…)
全カラーページで誘導機をはじめとした構造が記載してあるので、イメージが付きやすいです。

合格する為に使用した時間

ざっと300時間

他のブログさんだと500時間や1000時間の勉強時間が必要と書いてあるがあながち嘘ではないしリアルな時間と思います。

この300時間というのは自分のスペックの場合で、注意して欲しいのは約10年の現場経験があるにも関わらず300時間かかったという事。

自分の場合、30時間程度が数学の勉強になった。

ここで残念なお知らせで法規についてはこの300時間の勉強の内に入っていない。300時間で勉強したのは、理論・機械・電力となる。

法規については合格点ギリギリだったものの勉強無しで取得出来ている。(単に会社での経験が活きている)

電気初心者の方が電験三種を取得するとなると500時間・1000時間は意外とリアルな数字と思う。

数学・物理が得意な方であれば飲み込みはめっちゃ早くなるはず。

良く電験三種は高校卒業程度のレベルと言われますが、あくまでも高校が卒業出来る程度の数学(といっても大体が三角関数程度)が備わっていれば問題は解けるというだけであって、一般の人ならば問題自体は難しく感じるはずです。

理論で良く出題される交直流計算問題も、単純に自分が知っている公式に数字を入れれば解答出来るという事はなく、少し意地悪な出題の方法をしてきます。(例えば値が数字では無くRやEなどの単位のままで式を何回も変換していき解答欄にある式まで変換させられる問題など)

あと意外とB問題の1番目の問題は簡単なので、2問目がわからなくても諦めない事です。

科目合格は何からがいいか

正直どの科目から科目合格を狙うか問題は、一発で全教科合格が一番といっておく。

とはいえ全教科合格については3年以内ですれば良い。

ただし経験上4教科勉強しつつ一発合格を狙うのが合格の近道と思っている。理論・機械・電力の3教科については特に紐付けが強く、単に一教科の勉強だと理解力に乏しい。

ただ法規については単独で狙いに行って良い教科と思うので、時間的に余裕が無いならば法規のみ狙いに行ってみても良いと思う。

理論・機械・電力についてはその年で難しさがバラバラなので本気で目指すなら三教科勉強する事。(最近は法規も難しくなっているようだが)

自分の場合、法規合格⇒三教科合格のパターンでした。

だけど最近は法規が難しいらしい…(^q^)

時間の確保

自分の場合300時間で合格出来た訳でありますが、試験が9月第一日曜日に対して勉強を始めたのが5月中旬だった覚えがあります。

結構なスロースタート。

でも一ヶ月100時間弱あたり勉強しました。

一ヶ月100時間ともなると一日あたり3時間勉強しても足りない。会社員で既婚者ならば3時間の確保ほぼほぼ難しい。

できるだけ早い段階で勉強するのが第一。

500時間勉強に充てるにしても一年間毎日1時間以上勉強しなくてはならない。

電験三種というものは結構ハードな道のりなのだ。

自分の場合短期決戦だったので、朝1時間夜2時間を目標にしてきました。

効率の良い勉強方法

先に言った通り過去問周回が近道と思っています。

自分は理論3周・機械3周・電力2.5周しました

理論については問題が20問も出題されるので試験時間90分だから一問あたり5分も掛けられない

試験終了1分前まで計算しまくってました。必死です。

なので捨てる問題を予め決めておく事が良いと思う。(勉強時間が確保出来るならば全部勉強したほうが良いと思いますが)

自分は邪道ですが、静電気・物理・風力関係・伝達関数等を捨てました。

こまけぇこたぁいいんだよ!!

合格した年は案の定理論で静電気の問題が3問から4問出題されており、全滅です。全くおすすめしません。またどっかの科目で風力計算も出題されてます。当然不正解です。これも全くおすすめしません。

過去問問題集には年別で出題傾向が書いてあると思いますので、何を重点的に勉強していくかが合格点への近道と思います。時間が許す限り勉強してください。

また理論科目は朝イチなので頭の回転が遅い。試験当日は早起きをオススメします。

電卓問題

電験には関数電卓が使用出来ない。

常日頃から試験で使用する電卓を使う事をオススメします。

自分が使用した電卓はカシオ JS-20WK-Nを使用した。8000円もします。

特に高い電卓でも変わらないが、使い方を覚えておくと計算ミスと時間短縮が出来る。

電卓のコマンドMC・MR・M-・M+の使い方がマスター出来ればルート付きの計算がめっちゃ早くなる。つまり三角関数を使用する無効電力の計算など活用が出来ます。

また逆数のやり方を覚えておく。このカシオの電卓だと数字⇒÷⇒÷⇒=⇒=と押すと逆数が出てきます。他の電卓の場合数字⇒÷⇒=で出てくる電卓もあるので覚えておきます。

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