右ねじの法則とコイルの磁力線の向き

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右ねじの法則と多ターンコイル

導体(コイル)を一巻きしたものに電流を流すと右ねじの法則で磁界が発生する。

コイルがループしている部分の磁界の向き(磁力線)を見てみると内側同士を向いている。

そのため下記のような図になる。

ループの磁力線の向きが内側になる。


1ターンのコイルを何回も巻いたコイルを多ターンコイルとして、各々のコイルが内側に磁力線を合成させて磁界が強くなる。

さらに空気よりも鉄の方が透磁率が高い為、コイルの中に鉄心を入れるとさらに磁界が強くなる。

ちなみに電流を流して磁界を発生させる事を励磁と呼ぶ。励磁を説明しろと言われても意外と説明できない。

透磁率と磁性体

透磁率:物によって磁界の通りやすさが違う。物によっては空気よりも数千倍磁力線が通りやすい物もある。(強磁性体)磁力線の通りやすさを表したものを透磁率と呼び、H/mとの単位が使用される。

Hはヘンリーと呼び磁界の強さを示す。なのでヘンリー(磁界の強さ)毎メートルとなる。

磁界の中で磁化を起こす物を磁性体と呼ぶ。

磁性体には3つ分かれている。

反磁性体:磁界の反対向きに磁化される。(銅など)

常磁性体:磁界と同じ方向に磁化される。(鉄・ニッケル・アルミなど)

強磁性体:磁界と同じ方向に磁化されるが、常磁性体よりも特に強い磁化の物。(同じく鉄・ニッケルに加えてコバルトなど)

右ねじの法則と定義

コイルに電流を流す事によって右ねじを締めていくように磁力線の向きが決定するが、一応定義として次のように決まっている。

1秒間に1Cの電荷が移動するときの電流が1A[A]→C/s

ナンノコッチャって感じだが決まっている事だからしょうがない。

電荷の流れを電流として、1秒間に1Cという単位の電荷が移動したら1A。

ビオ・サバールの法則

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